薬剤師の転職は厳しい?って聞かれるけど、正直こうです

薬剤師の転職は厳しい?って聞かれるけど、正直こうです 転職の進め方

「薬剤師 転職 厳しい」。夜中にこの3語を検索窓に打ち込んで、出てくる記事にいちいち胃が痛くなる人、たくさんいる。話を聞いた元薬剤師たちも、辞める前はまさにそれだったと言う。

でも、実際に辞めて動いた人たちの話や調べた実態から、はっきり言える。薬剤師の転職は「厳しい」んじゃなくて、「選ばずに動くと厳しく感じる」だけ。 条件を絞って動けば、今もぜんぜん通用する。

だから今日は、その「厳しい」の中身を1個ずつバラして、ぶっちゃけどうなのかを話す。

この記事でわかること

  • 「薬剤師の転職は厳しい」と言われる4つの理由の中身
  • その4つが、実際どこまで本当でどこから脅しなのか
  • 厳しくなる人と、そうでもない人の分かれ目
  • 「選べば厳しくない」ために、具体的にどう動くか

そもそも、なんで「厳しい」って言われるの?

検索すると、だいたい理由は4つに集約される。

  • 薬剤師は供給過剰になる(薬学部が増えて薬剤師が余る説)
  • 年収が頭打ち(上がらない、むしろ下がってる説)
  • 40代以降は転職しづらい(年齢の壁)
  • ドラッグストアも飽和してきた(受け皿が埋まる説)

どれも一理ある。ゼロから作った嘘じゃない。でも、そのまま鵜呑みにすると必要以上に怖くなる。1個ずつ、調べてわかった実態と一緒に見ていく。

「供給過剰」説:地域と職種で全然ちがう

一番よく聞くやつ。「薬学部が増えすぎて、これから薬剤師は余る」。

半分ほんと。半分ミスリード。

たしかに全国トータルの数字で見れば、薬剤師の数は増えてる。でも、これ平均の罠なんだよね。都市部の駅前は薬剤師がだぶつき気味、でも地方や郊外はいまだに人が足りない。同じ「薬剤師」でも、住んでる場所と狙う職種で、体感は真逆になる。

話を聞いた人でも、都心の人気エリアで正社員を探してた子は「求人が渋い」ってこぼしてた。逆に、少し郊外の在宅対応が強い薬局を受けた子は、あっさり複数から声がかかってた。

「余る」って話は、全体の平均。あなたが動く1店舗、1求人には平均は関係ない。 足りてない場所を選べば、供給過剰の話はほぼ関係なくなる。

「年収が頭打ち」説:調剤薬局に限れば、まあ当たってる

これは正直、当たってる部分がある。

調剤薬局の薬剤師って、年収500〜600万あたりでカーブが寝る。管理薬剤師になっても劇的には上がらない。話を聞いた人には、7年目で「これ、あと10年やっても給料の天井が見えてるな」と気づいて、それが辞めた理由の一つになったという人もいる。

でも、頭打ちなのは「調剤薬局にずっといた場合」の話。

  • 企業(製薬・CRO・DI):土日休み。年収は上がる人も下がる人もいるけど、伸ばせる天井は調剤より高い。狭き門ではある
  • 派遣:時給が高い。働き方次第で正社員より稼ぐ人もいる
  • 管理職・エリアマネージャー:現場を離れてマネジメント側に回る道

同じ免許でも、箱を変えれば年収カーブは変わる。「薬剤師は年収が上がらない」んじゃなくて、「今いる箱の天井が低い」だけ。ここを混同すると、動く前から諦めちゃう。

「40代以降は厳しい」説:ここが一番、誤解されてる

これ、めちゃくちゃ相談される。「もう40代だから無理ですよね」って。

ぶっちゃけ、40代がそのまま不利になるわけじゃない。厳しくなるのは、40代なのに20代と同じ土俵で戦おうとしたときだけ。

新卒と同じ「若さ・伸びしろ」で勝負したら、そりゃ負ける。でも40代には、20代が逆立ちしても持ってない武器がある。管理薬剤師の経験、在宅の実務、クレーム対応の場数、後輩の育成。この辺を「即戦力」として出せる求人を選べば、むしろ歓迎される。

実際、話を聞いた45歳の人が、在宅に力を入れてる薬局に「管理者候補」で移った。年収は上がって、休みも増えた。彼女が言ってたのは「若い頃より、今のほうが自分の値段がわかる分ラクだった」って。

40代の転職は、若さで殴るゲームじゃない。経験を値札に翻訳するゲーム。土俵を間違えなければ、厳しくない。

「ドラッグストアも飽和」説:受け皿はまだある、でも中身を見て

近年、薬剤師の受け皿として一番伸びてたのがドラッグストア。だから「そこも埋まってきたら、もう行き先がない」って不安につながる。

たしかに大都市の一等地は競争が出てきてる。でも、店舗数自体はまだ増えてるし、調剤併設型はむしろ薬剤師を欲しがってる。飽和というより、選ばれる立地とそうでない立地の差が開いてきたって感じ。

ここで大事なのは、飽和かどうかより「その職場が自分に合うか」。ドラッグストアは年収が高めな代わりに、レジ・品出し・OTC接客まで求められて激務なところも多い。「求人はあるけど中身がしんどい」を掴まないためにも、内情を知ってる人に聞いてから決めたほうがいい。

数の心配より、中身の見極め。ここが本質だと思う。

つまり、厳しくなる人・そうでもない人の分かれ目

4つ見てきて、共通してるものが1個ある。

「選ばずに、平均の不安で動く人」ほど厳しくなる。

  • 場所を絞らず「求人が少ない」と嘆く(→足りない地域を見てない)
  • 今の箱の天井を、薬剤師全体の天井だと思い込む(→他業種を見てない)
  • 40代を若さ勝負で戦おうとする(→経験を武器化してない)
  • 求人の数だけ見て、中身を確認しない(→内情を聞いてない)

逆に言うと、この裏返しをやれば厳しくない。選ぶ。武器を整理する。内情を聞く。それだけ。能力の差じゃなくて、動き方の差なんだよね。

「厳しくない側」に回るために、具体的にどう動くか

じゃあ実際どうするか。難しいことは要らない。

まず、外の求人を見て「自分の免許が今いくらの値札か」を知ること。 これが全部の起点。

なんでかっていうと、「厳しい」って不安の正体は、だいたい情報がないことだから。外を見ないまま脳内で「もう無理」って結論を出してるパターンがめちゃくちゃ多い。話を聞いた人にも、そういうケースが多かった。実際に求人を見たら「え、この条件で迎えてくれるんだ」って、拍子抜けするくらい不安が溶けたという話をよく聞く。

求人を見るだけ、話を聞くだけなら1円もかからないし、辞める義務も生まれない。転職サイトは営業されるものじゃなくて、こっちが情報を取る道具として使うもの。ここを勘違いすると、電話攻勢にうんざりして終わる。

そのうえで、動くならこの順番がラク。

  1. 転職サイトに登録(無料・数分)
  2. 担当者に希望を伝える(勤務地・職種・譲れない条件。この時点で辞める義務なし)
  3. 求人を出してもらう=自分の値札と、狙える範囲がわかる
  4. 良さそうなら応募、なければ情報だけ持って保留でOK

ポイントは、3までは今の仕事を続けたまま、ノーリスクでできること。「厳しいかどうか」を頭で悩むより、外の値札を1回見たほうが早い。見てから「やっぱり今は動かない」でも全然いい。判断材料が手に入るだけで、心の余裕がまるで変わる。

一つだけ注意:1社だけで判断しないで

外を見るとき、これだけは言っておきたい。

転職サイトは1社だけで決めないこと。 担当者の当たり外れがけっこうあるから。

担当が変われば、出してくる求人も、話の刺さり方も変わる。同じ薬剤師転職でも、担当者次第で「厳しい」の体感がまるで変わるんだよね。

1社で「いい求人がない」と感じても、それは市場が厳しいんじゃなくて、その担当があなたの希望を掴めてないだけかもしれない。最低2〜3社を見比べて、合う担当を見つけるのが結局いちばん早い。

まとめ:厳しいのは市場じゃなく、選ばない動き方

  • 供給過剰説→全体の平均。足りない地域を選べば関係ない
  • 年収頭打ち説→調剤薬局の天井の話。箱を変えれば変わる
  • 40代厳しい説→経験を値札にすれば、むしろ歓迎される
  • ドラッグストア飽和説→数より中身の見極めが本質
  • 厳しくなるのは「選ばずに平均の不安で動く人」

「厳しい」で検索してた人たちの話や調べてわかったことから言えるのは、市場が厳しいんじゃなくて、選び方と動き方を知らないと厳しく”感じる”だけ、ってこと。だいぶ違う。


ここまで読んで「じゃあ具体的にどこで見ればいいの」って思ったなら、次はもう脳内の不安と睨めっこじゃなくて、外の値札を1回見る番。

とはいえ転職サイトは数が多くて、どこがいいのか迷うよね。話を聞いた薬剤師たちが「ここは薬剤師のことわかってるな」と言ってたところを、担当の当たり外れも含めて正直に比べてる。いいことばかりは書いてない。

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厳しいかどうかを頭で決める前に、まず外の値札を見る。知ってから動くほうが、失敗しないよ。

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